ふいご:風量測定・動作高さとテンポ決定

投稿者: | 2010年11月21日

2010/11/21の記録です。

たたら製鉄の予行演習をあさってに控え、ふいごのオペレーション方法を測定により決めました。

正確な測定は器具などがなく難しいので、身の回りの道具で工夫して概略を測定します。

まず、今までたたら製鉄で使ってきた電動送風機のセッティングで、70リットルのゴミ袋が満杯に膨れるまでの秒数を計ります。電動送風機のセッティングは、マキタのブロアーの電源に、減速用のスライダックを接続し、目盛りを30%にあわせて使っているとのことです。このセッティングで測定すると、満杯まで約12秒でした。

次に、足踏みふいごの出力管に同じ70リットルのゴミ袋を接続し、約12秒で満杯になるセッティングを探します。踏むテンポは、音楽で使うメトロノームにあわせることで定量化します。

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何度かの試行の末、ふいごの開く高さを30cm、メトロノームを 80bpm(?) としてその 4 拍で片足を踏みきるテンポで、所望の風量となりました。4拍子とすれば1小節で片足、となるわけです。

本番ではテンポの制御を「たたら歌」で行おうと、先生方の間でたくらんでいます。本物のたたら歌がなかなかむずかしいようで、そういう事情で進まないのですが、まずは安易ながら、有名な「もののけ姫」のたたら歌はどうだろうか、となっておりました。(脚色されて女性が踏むことになっているのが史実と違うので、それを気にしている先生もいます…)

偶然にも、この「もののけ姫のたたら歌」が4拍子、テンポもだいたい上記くらいでした。そのまま使えそうな様子です。

さて、あさって 11/23 は私広重はヤボ用で釧路にいないので、ふいごの組立て・オペレーション・分解はすべて学生たちだけで行わねばなりません。そこで今日のうちに1回、総練習をすることにしました。

一回完全に分解し、別の広い場所に持っていって、学生だけで組み立てていきます。

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ここは実は廊下、時刻は 20:00、寒いです。通りがかる研究室生に、おもわぬ宣伝になってしまいました。

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首尾よく一通り総練習しました。あとは学生に任せます。Good Luck!