2010/11/17の記録です。
ふいご本体の踏み板と底板を、蝶番(ちょうばん=ちょうつがい)でつなぎます。ゆがまないように、念を入れて材料をしっかりクランプしてからねじ止めします。
だんだん形ができてきました。
ここから、中央のやぐらの制作にとりかかります。向かい合った2つの袋ふいごの真ん中にやぐらを立て、ふいごの踏み板同士を結んだをロープをやぐらに仕組んだ滑車で吊ります。それにより、片側の踏み板を踏むと反対側の踏み板が持ち上がる、という仕組みです。
やぐらの天井部分は力がかかるので、2×4材や1×4材などを使って頑丈に組みます。滑車が下方向に引っ張られるので、下方向の力は必ず材が受け止めるように、組み合わせ方を工夫します。すなわち下方向に引っ張られても、接合部分が引き剥がされるような構造は避け、むしろ逆に接合部分がよりくっつくように押し付けられる方向に、材を組みます。
滑車にかかる重さですが、どちらかのふいごが閉じきっていない状態、すなわち両方のふいごが少しでも開いている状態のときに、乗っている人の全体重がかかることになります。設計としては、重めの大人が乗っても大丈夫ぐらいに作る必要があるでしょう。
滑車は奮発して、耐加重200kgfのものを 2 個、買ってきました。でもそのほかの金具が1個あたり耐加重50kgぐらいですから、それらにより強度は決まります。
天井モジュールが出来上がると、やぐらを組んでみたくなります。本当は長さ240cmぐらいの2×4材を柱に使う予定でしたが、長い2×4が在庫切れになってしまいました。45mm角ぐらいの垂木なら180cm長さのものがあります。とりいそぎこの180cm垂木で、柱を作ってしまいます。ちょっとやぐらが低いですが、具合が悪ければ柱だけ長いものに交換すればOK。というわけで、進め進め~。
運搬・保管を考えて、大きな構造物であるやぐらは、分解組立方式にします。以前、津波発生装置の組立式水槽の制作を手伝ったときは、ボルトとナットを使いました。でもボルトナットは意外と組立に手間がかかり、また分解運搬時にボルトナットを紛失してしまいやすい。そこで今回は、ほぞとくさびを使った金具レスな構造にします。なかなかクラシックなスタイルです。ほぞ切り機械が使えるようになったので、やってみる気になりました。(手作業ではとてもたいへん…)
ぱぱっと柱だけ作ってみました。組んでみました。ふいごを仮置きしてロープを渡してみました。おお、形が見えてきた。アドレナリンでまくり~。
今日はもう22:30でへとへとふらふらなので、ここまでにしますが、柱には横木などをつけないと構造上弱いです。それは明日以降に。