2011/07/30の記録です。
1年生全員で一つのパフォーマンスにとりくむ、方法研の1年目影絵音楽劇です。入学以来練習を重ね、見知らぬ集団だった1年生がもうすっかりチームとなりました。今年は絵本「めっきらもっきらどおんどん」を取り上げ、独自の演出やよく知られた音楽などを盛り込んで仕上げました。今日はいよいよ最終本番。標津町サイエンスフェアの最後に、子供たちの前で上演します。会場は標津町生涯学習センター「あすぱる」です。
影絵と題していますが、影絵に限らず、スクリーン前での実演劇や、子どもたちが参加するシーンなどを盛り込んで、変化に富んだ演出を目指しています。音楽はほとんどが生演奏です。年々実演によるシーンが増えてきました。
↑開演直後、子どもたちに歌ってもらう歌や、参加してもらう箇所などを入念に説明して、練習します。参加型にするにはこの説明がとても大事です。
↑ラストシーンの説明。アーチをくぐってくださいね…。
↑「かんた」と「たけし」のケンカ
↑木の穴に吸い込まれる「かんた」
↑木の穴の中の幻想シーンは、人形影絵です。6月よりも画面がワイドになり大きくなりました。会場の照明も完全に暗くなるので、影絵がきれいに映ります。
実演版「しっかかもっかか」登場。ピンクの髪の毛。
↑「おたからまんちん」の宝物でみえるのは?
↑「もんもんびゃっこ」は子どもたちと縄跳びをします。
↑空飛ぶ船で星を見よう
↑「かんた」が帰りたくなる夜空のシーン
↑お化けたちにまた会える「あの歌」はどんなのだったっけ?会場のみんな、教えて。なになに?
↑ラストシーン。エンディング曲とともに子どもたちにアーチをくぐってもらいます。
↑最後は影絵人形も登場。
↑終了後、役者も裏方も音楽隊も人形も全員でお礼のご挨拶です。
↑前日の練習での音楽隊。ピアノが台車に乗ったままですが…(^^;)
今年は準備も早め早めの進行で、本番前に細部を練ったり道具を改善する余裕があり、安定したパフォーマンスでした。この進行スケジュールは一つのひな形になるのかなと思います。
ですが、「ただではすまされない」のが生パフォーマンスの世界。今年も人知れず裏側で、直前に上演の危機となるトラブルに見舞われました。PA機材トラブルです。
前日夜のリハーサルでまず、ナレータ用有線マイクが鳴らなくなりました。調べるとマイク内部で断線。ホールのワイヤレスを一つ借りることにしました。さらに当日、上演十数分前の直前になって、音声がすべてダウン。調べると、最終出力をするアンプ付きスピーカの電源が入らなくなっています。万事休す、か?上演時間は刻々と迫ります。落ち着いてさらに調べると、 アンプ付きスピーカの電源コードの根本が、断線しかかっています。これは困った。でも、コードをいろいろ曲げて、うまい位置を探せば、通電することを発見。なんとか通電する位置に荷造りテープで電源コードを固定して、セーフ。なんとか本番の間、鳴り続けました。ひやひやものです。
こういうときは、修理のできる技術スタッフがついていないと、大変です。今後は、できるだけ複雑な機材に頼らない方向も、探さなくてはならないかもしれません。 せっかくよく準備された上演ですから、機材の方も安定して動作させたいものです。