2011 1/22 午前に、標津町文化ホールにて、冬のサイエンスフェアが開催されました。いくつかのブースに分かれて科学に触れる実験やものづくりなどに、子どもたちと大学生が取り組みました。
フェアの最後には、ここ数回恒例になりつつある、大学生たちによる生演奏を交えた劇上演がありました。今回は、琉球大学からの交換留学生の人たちも参加し、沖縄に伝わる昔話「とりもどした まぶい(魂)」を上演しました。三線(さんしん)の生演奏もあります。
途中オリジナルの脚色で、変なキャラクター(?!)が登場したりもしました。話の本筋とはあまり関係がありませんが(^^;)、一気に場が和んだようです。ワタクシ広重はこういうハチャメチャ演出は結構お気に入りです。
子どもにまぶい(魂)が戻って、めでたしめでたし、と物語が終わった後に、みんなで音楽に合わせて「カチャーシー」を踊りました。沖縄の喜びの踊りです。
例年、この時期は正月休み、成人式、試験期間間近、ということで人が集まりにくく準備が大変なのですが、今年もなかなか準備がスタートできず、1週間そこそこの準備期間でなんとか上演までこぎ着けました。
思うのですが、条件が厳しい中、時間がなくてなかなか思うようにいかなかったり、到達点に満足できなかったりということもあるかもしれません。しかしとにかく「参加」して「やる」ことが大事です。いろいろと工夫したり相談したりして「いまの自分たちにできる最高のことをやる」のです。周りの人、特に直接関わらなかった人などがいろいろ言うかもしれません。そういう意見にもある程度耳を傾けて参考にする必要はもちろんあるのですが、なんといっても、実際に参加して体を張って、困難の中に身を投じて、どうにかこうにかでもやり通したことの方が、何千倍も尊く、値打ちがある。そうやって「実行」した人たちが、世の中を発展させ、動かしてきた。今日参加した人たちは、その「実行した」という意味で、ひそかな誇りを持ってよい、と思うのです。
まあ、ですが、もうちょっと早めに準備したほうが、なおいっそう面白いでしょうね…。早めに準備できる時期を考えるとか、回数を考えるとか、こちらもいろいろ検討する時期なのかもしれません。