情報メディア教材研究です。今日から、「線画」の練習を 2 週間ほどやります。
ゼミや合宿のレジュメに使う図で、コンピュータ作画に向いた「かっちりした」図であるにもかかわらず、曲線矢印一本が引けなくて(引くのが面倒で(?))、鉛筆などで手書きで描き込んでいたり、「ペイント」のフリーハンド曲線でぐにゃぐにゃと描いていたり、 そういうのを(いまだに)よく見かけます。
「ペイント系(ビットマップ系)」は使えるが「ドロー系(ベクトルグラフィック系)」は「どうも苦手」という声も聞こえます。
なぜなのかなぁ、と考えるのですが、なかなか腑に落ちる理由が見つけられません。とりあえず、訓練の機会を増やす、ことにしました。
当初、Illustrator もどきを狙った高機能なフリーソフトウェアである「Inkscape」を取り上げる予定だったのですが、以下の理由によりあきらめました。
(1) 高機能だが、「使い慣れているソフトウェアはほとんど word だけ」という人にとっては、やはり異質で「むずかしい」という印象を受ける。
(2) それらの「手数が多くてムズカシイ」高度な機能たちを、ありがたみを実感しながら使うような機会がほとんどない。
(3) 描いた図を、word に簡単かつ高画質に、読み込む手段がなかなかない。これが決定的。
StarSuite の Draw を使おうかな、とも考えましたが、次の理由により断念。
(1) やはり別ファイルをまず作って、それを読み込む、ということ自体、複雑だ。
(2) word に emf で読み込んでも、線の幅などが狂ってしまい、画質がよくない。
(3) 結局 word の「図形描画」機能ではできなくて、かつ、Draw ではできて、なおかつすごくうれしいことは、なに? (あまりなさそうだ…) これが決定的。
さて、前置きが長くなりましたが、結局この 2 週間は、「MS Word の描画機能」を使って、ちょっと丁寧に図を書いてみよう、という課題になりました。基礎教養科目である「情報機器の操作」の続き、という感じに落ち着きました。高機能なソフトウェアで広がる可能性の世界を(わずかではあるが)かいま見たことのある身としては、多少、くやしい気持ちがないではないですが、でも、きっと、こうでなければならないのだ…
こんな課題です
やってみて、学生のくいつきが若干よい。今日のはためになった、という意見もあった。授業をする者が「おもしろいと思うもの」と、授業を受ける者が「ほしいと思うもの」は、往々にして食い違うのが、このギョーカイなのかもしれません。(どのギョーカイ?パソコンギョーカイ?キョーイクギョーカイ?)
さて、今日もまたまた、学校訪問や通学合宿などで、不在者が多数。6月はしかたないみたいですね。でも少人数は平和です。
今日のトラブル:
Flash player がダウンロードできず、Flash 教材が見られない(Tsj)。途中で止まってしまう(Mkty)。この人たちはだいぶ前にこのトラブルに遭遇し、未解決のまま本日に至る。しばらくぶりにこの講義に参加し、やっぱり解決していない、ということが確認された。いまも理由不明・対策不能。教卓機で教材を見て、自分の PC で課題をやる、というとってもメンドクサイ方法をとらざるを得ない。
クリップアートのインターネットでの検索・ダウンロードができない(Mkty)。メモリ不足かな… XP で 512MB。素材集CD を貸すもぴったりのイラストがなく、結局その部分だけペイントで手書きしたら結構よい感じなのがすぐできた。orz
とにかく、死ぬほど遅い(Lets)。Vista で 512MB。これはもう、メモリ不足。ネットで対応メモリを調べたら、1GB 増設が 3900円だって。どうする?
ネットがすごーく遅い。再起動。解決。原因も闇に葬られました… (Lvr)