2010 7/18 附属小サイエンスフェア出展の、弦楽器の原理を説明する教具「一弦ベース」です。
駒は、コクタンの小片に棒ヤスリで溝を掘って作りました。溝は響板面に平行ではなく、すこし傾けて掘り、弦が駒の 1 点で支えられるようにします。コクタンの小片は、なにかに使うだろうと買ってあったコクタン端材の袋詰めから選びました。
さらに、ゴム足をつけました。この楽器は底板を省略しているので、机などに置いて使います。また、響板にはサウンドホールがありません。机に置いたときに、ゴム足で机とフレームとの間に隙間を作り、そこから音が放射するようにしよう、というわけです。ついでに、保管のときに便利なように、縦置きしたときに底になる面にもゴム足をつけました。
これで本体は完成です。あとはフレットになる部品を考えて、作っていきます。
上の写真は、いままでに切り出しておいた三角柱の部材とスペース調整のアクリル板を組み合わせ、フレットとして試しているところです。
フレットは固定することを当初は考えていましたが、固定しない位置可変のものとなりそうです。制作・調整の容易さと、説明のしやすさが理由です。