2011/05/29の記録です。
影絵音楽劇も回数を重ね、ワイヤレスマイクなどの音響設備や、照明設備もだいたい定まってきました。今年、ベリンガーの小型ミキサーを影絵専用に新調して、当面の設備が決まりました。
当初よりの課題は、この音響卓・照明卓周りの配線が非常に複雑なことです。練習や本番のたびに、毎回毎回配線し直していては、手間も時間もかかります。複雑なので間違える危険性もあります。毎年新しい担当者に教え直すのも手間がかかりますし、キカイに詳しい人材が毎年確保できる保証もありません。特に、本番直前の配線はいつも時間がかかり、子どもたちを待たせてしまいます。
そこで、かねてよりのアイディアを実現することにしました。機材も決まったので、これらを配線したまま、まとめてコンパクトに収納し、そのまま移動できるツアーケースを木材で作ります。
↑まず、12mm厚のベニヤ板が少し足りないので、一部はぎ合わせました。ダボを使っています。
強度と美観から、内部の棚は差込式にし、フタは段差にはめ込むようにしました。持ち運ぶときに手を入れる穴も大きめにあけ、面取りしました。外部に配線するケーブルをはめる溝も作りました。
↑部材加工が終わったところ。
↑棚部分を組み立てたところ。
↑機材を搭載して配線し、電源を投入したところ。
↑フタを閉めたところ。左右2個のパッチン錠でとめます。
電源も内部で配線してあるので、 おおもとの電源タップをコンセントに差し込めば、すべての機材に電源が入ります。
底にはゴム足をつけました。当初キャスターにしようかとも思いましたが、不用意に動いても困るし、でっぱって運搬時に邪魔で、破損しそうなのでやめました。
これでだいぶコンパクト・シンプルになりました。あとは、ケースの表の至る所に、取扱注意!とラベルを貼ることです。これ重要。
それぞれの機材の機種については、個人ブログの方に書きます。