附属小サイエンスフェアに出展する「一弦カン」、今日も制作作業が進みます。
↑昨日までにできあがったヘッドと竿の部分を、カンに取り付けるネジ穴の位置を決めて印をつけます。カンの底板に近いネジの分だけ印をつけます。底から遠い方は、あとで現物あわせで穴開けをします。
↑弦を通す穴の位置も決めて印をつけます。ブースリーダーPIYOは風邪が治りかけで、微熱の中、おでこに湿布を貼って作業しています。
↑印に合わせてポンチを打ち、くぼみをつけておきます。
↑ボール盤で穴開けをします。4mmです。ポンチのくぼみのおかげでドリル刃が滑りません。穴があいたら、反対方向にバリが出るのでやすりで削って整えます。弦の通る穴は 1mm (あとで1.5mm に変更)です。
↑穴開けが終わったら、いよいよ組立です。カンの大きさと手の大きさによっては、指が奥まで入らず、ネジ止めに難儀します。
カンの(もともとの)底に近いネジを止めて、竿の位置が決まったら、竿に開けてある穴に沿って残りの穴もカンに開けて、ネジ止めします。
組み上がったら、ペグをヘッドに差して、ペグの中央付近の位置に印をつけ、ペグにも弦を通す穴をボール盤で開けます。
弦は、ギターのスチール弦を使います。とっても安く取り寄せました。ボールがついている方に、革の小片にあなを開けて通しておきます。これにより金属ボールがカンに直接触れず、ビリビリいいません。
↑組み上がり、弦を張ると音が出ます。今日は 2 台組み上がりました。
さて、広重が一人で木工旋盤で作っているペグですが、いろいろな木材を試しています。
↑左から、チーク、ケヤキ、カリンです。これらはうまくできました。少し離れて長いヤツは、初めにテキトーに試作した100円ショップのキリ材のものです。
↑ナラは、ご覧の通り折れてしまいました。難しいようです。