大学院:大きなリコーダー:穴の位置を決めてみました

投稿者: | 2011年1月17日

2011/01/17の記録です。

大学院の講義です。塩ビ管の分岐部品で指穴を作ろうとしている「大きなリコーダー」ですが、今日は先般から実測と計算で求めてある、音程と管長の関係に従って穴の位置を決め、その位置に分岐部品の「穴」がくるように中間の塩ビ管の長さを計算して切り出し、つなげてみました。

息の量をかなり必要とするので、口で吹くのは大変です。目が回ります。そこで今日からふいごで吹くことにしてみました。

塩ビ管分岐部品を使うときの問題点は、部品のソケット部分に長さがある関係で、穴と穴の間隔をある長さよりも狭くできないことです。 そのためこのままでは「半音」の音程差を作ることが難しい。分岐部品を一番端にして、その先にに何もつなげなければ、開口端と穴との間がちょうど半音ぐらいに相当する距離となります。

というわけで、今日は低い方の一番端が「半音」となる「ミ・ファ・ソ・ラ」の音程となるように作ってみました。

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こんな感じになりました。ふいごで吹くのは、意外とコツが必要で、もわっと押すとなかなか鳴らなかったりします。

調べてみると、音程関係としては「ミ・ファ・ソ・ラ」ですが、実際の高さは D, Es, F, G ぐらい、と、1全音ぐらい低いです。いろいろと原因となる要素がありそうです。

まだ改良すべき点の多い、なかなか不自由な楽器(?)ですが、学期末も近いので、とりあえずこの状態で研究室でお披露目することにしました。