小学校第5・6学年の調理実習を念頭において

投稿者: | 2019年7月2日

お初にお目にかかります、今回初めてゼミブログを書かせていただくSSRです。今後とも宜しくお願いいたします。

さて、本日は第4回。Aチーム(SSR,YOU,SNK,KK,37)の方が調理ということで、テーマを「小学校家庭科の調理実習」とさせていただきました。なぜかというと、小学校で教員として働くとき、実際にやったことが無いことは教えられないと考えたからです。

そんな今回のメニューは
温野菜のサラダ(ドレッシング付き)
ジャーマンポテト
煮干と鰹節の佃煮
豆腐とわかめのみそ汁
ご飯

となっています。

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ポイントの方を3つ、説明させていただきます。
第1に、このメニューは、小学校の第5・6学年で学ぶ「茹でる・炒める・炊飯・みそ汁」の4つを網羅するようにしました。
第2に、全ての食品が加熱してあります。なぜかというと、小学校では生肉・生魚を調理実習で使うことができないからです。
第3に、事前に調理のタイムスケジュールを作成しました。例えば「お米は水につける時間が必要だから先に準備する」「茹でるお湯を沸騰させるあいだに野菜を切る」といったようすです。

小学校指導要領解説家庭科編を読み込み、本日はこのようなメニューになりました。

調理に取り掛かると、出汁を取ったあとの煮干やキャベツの芯など、捨ててしまう可食部があることに気がつきました。これらは美味しくいただきましたが、実際の調理実習のときには「野菜は捨てるところが無いんだよ」と、無駄なく食べることを教える必要もあると感じました。実際にやってみることで分かることがありますね。

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加えて今回は、これまでの全4回の調理ゼミの振り返りを行いました。毎回、様々なことを調べてレジュメを作成していたので、改めてレジュメ作成者からそれらを説明してもらいました。

第1回
○玄米と白米の違いは、精米(籾殻・糠層を取ること)してあるかどうか
○出汁は全世界にある文化だが、日本の出汁は短時間で旨味が出せるものである。様々な種類がある

第2回
○調理実習の意義
・技能を身につけるため
・食に関心を持たせるため
・栄養・献立の基礎を身につけるため
・食品加工の過程を知り、関心を持たせるため
○様々な野菜(食材)の切り方
○肉じゃがは、東郷平八郎がビーフシチューを作らせようとしたところから生まれたとする説がある

第3回
○パスタの茹で方・種類
○洋食の定義は「米飯に合わせて食べる日本独自の進化を遂げた西洋料理」。明治時代に伝わってきた料理が、材料の不足などから変化していった

第4回
○食生活
・食事の役割 日常の食事の大切さに気がつくために調理実習をする・食事によって身体が作られている・孤食などを取り上げている
・調理実習 箸や食器の使いかた・姿勢・食事のマナー・配膳を学ぶ
○調理の基礎
・扱う材料が決められている
・生魚、生肉の使用はしないこと
・出汁について
・分量を計ること、包丁の使い方、炒め方 など
○栄養素について
・五大栄養素
・バランスのいい食事
○調理実習の指導について
・アレルギー

話を聞くと、どの週でも確りと調べ、色々なことを考えてゼミに取り組んでいたことがわかりました。どの話もためになりますね。できるだけ短く纏めようとしましたが、大事な話が多くて難しいです。今回は学ぶことが多かったですね。

さて、乱文・長文、お目汚し失礼致しました。次回はBチームが調理を担当します。大学生の本気とのことなので、美味しいご飯が食べられそうです。楽しみですね。
それでは本日はこの辺で失礼します。