リコーダーパンチカードオルガン: 風箱組立て・ラック横木・アクリル板切出し

投稿者: | 2010年7月14日

2010 7/14 附属小サイエンスフェア出展のパンチカードオルガン本製作です。今日はまず、前回あけ忘れた風を吹き込む穴を、ホールソーで風箱側面にあけました。直径は穴に差し込む塩ビ管の外径にあわせて 22 mm です。側面を組んでしまったのでボール盤が使えず、手持ちの電動ドリルを使いましたが、力一杯押してもなかなか進みません。ボール盤の威力を感じました。

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その後、天板を側面に接着、クランプしました。

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メンバーは講義や他の行事の準備の合間をぬって、入れ替わりで木工室にやってきて作業を進めます。

8本のリコーダーを取り付けて支えるラックの横木になる部分を、5.5 mm 厚のシナベニヤ合板から切り出します。リコーダーが扇形に等間隔で並ぶように曲線を使って設計されているので、けがき線は実寸の設計図からカーボン紙を用いて材料に転写します。

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糸のこで切り出します。

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天板の上に隙間を介してのせるアクリル板を切り出します。試作品は厚さ 2 mmでしたが、中央がしなって紙が通過しにくくなるため、本制作は 5 mm 厚のアクリル板を使います。

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ジグソーで切り出しましたが、5 mm 厚にしたせいか刃が摩擦で加熱し、アクリル板を溶かしてしまいます。切り口ががさがさになったり、溶けたアクリルが冷えて刃の周りに固まって刃を固定してしまい、ジグソーが暴れます。なかなか困難な作業です。少し切っては刃を冷やし、これを繰り返してなんとか切り出しました。

その後、アクリル板に風の通る直径 10 mm の穴を 8 個、ボール盤であけました。 さらに四隅に固定のための木ねじの穴を 4 個、直径 3.5 mm であけます。